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地域概要

物部川土地改良区連合の受益地域の概要

三宝山より
香南市三宝山からの眺め。田畑やハウス団地、住宅が混在し、その先には太平洋が広がる。

 物部川土地改良区連合(以下、「連合」という。)の受益エリアは高知県の中東部であり高知市から車で30~40分ほどに位置する香南市、南国市、香美市の3市にまたがる約1,400haに及ぶもので、一級河川物部川沿いに開けた香長平野であり、そのほとんどは水田で占められている。香長平野には早くから人が住み、弥生時代にはすでに稲作が行われていたと言われています。江戸時代に入り、土佐藩奉行職・野中兼山の時代には、物部川に複数の堰が設けられ、香長平野は豊かな穀倉地帯に変わり、米の二期作も盛んな地域でしたが、近年では日照時間の長いことを活かして、ハウス園芸によるニラやシシトウ、花卉などの栽培が盛んで、香南市(旧・野市町)では昭和33年以降、水稲の転作作物としてニラの栽培が始まり、現在では出荷量は全国一になっています。

桜と統合幹線水路
幹線用水路沿いのサクラやアジサイは周辺住民によって守られている観光名所となっています。

 この3市の間を流れる物部川から取水しているのが、当連合が管理する物部川統合堰(別名「町田堰」)であり、主な施設としては、頭首工(コンクリート製 L=228m)より取水ゲートを経て、統合幹線用水路(三面張コンクリート製開水路、以下、用水路は同じ形式)L=2.8kmを流下し、分水地点で3方向へ配水する。一つ目は、対岸の南国市へサイフォン(主に石綿管)L=1.0km及び南国幹線用水路L=2.0kmによって配水し、二つ目は、下井幹線用水路l=1.8kmによって分水し香南市南部(下井方面)へ配水する。三つ目の残る水を香南市北部(西野、東野方面)へ分水するものである。

 特に藩政時代に行われたこれら堰や水路の改修による農地開発以降、「野市」という町が形成され現在に至っているが、高知市のベッドタウンとして近年、都市化・住宅化が急速に進んでいます。そのような田園と住宅が混在する中に数キロ上流から取水された物部川の水が分水に分水を重ね、毛細血管のような用水路網を伝って常時さらさらと流れ、本来の農業用水という目的の他にも住民の憩いの場、安らぎの水を提供している。特に統合幹線用水路沿いは、3月初旬には水止時(川干)に川エビやシジミなどを採る子どもたち、4月には桜、6月にはホタルやアジサイ街道として市内外から観光客が訪れ親しまれています。

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