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「命の水」の守り人

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理事長挨拶

物部川土地改良区連合 理事長 山本實

 日頃は物部川土地改良区連合の運営に関しまして、多大なご理解とご協力とを賜っておりますこと心より感謝申し上げます。

 さて、当連合の管理する「物部川統合堰」は50年が経過します。少しその生い立ちと今について説明いたします。物部川統合堰、通称「町田堰」は、昭和38年夏に来襲した台風9号豪雨によって、物部川に大洪水が引き起こされ、現在の香美市町田にあった野市上井堰や下流五堰(野市下井堰、田村堰、物部堰、久枝堰、吉原堰)が流亡し、取水不能となりました。当時、取水不能となった各堰に応急復旧工事を施工し、一時用水の確保を行いましたが、毎年台風のたびに災害を蒙り多額の経費を要するため、県営災害復旧事業として各堰個々の復旧を廃止し、最も上流に位置している野市上井堰の位置に再編統合し、連絡水路やサイフォン等も併せて整備し、昭和41年に「物部川統合堰」として完成しました。復旧工事の結果、現在の香南市や南国市、香美市を受益エリアとする県内有数の規模を誇る山田堰(現在の物部川合同堰)に次ぐ農業用水利施設(頭首工)としてリニューアルし、同時に組織も6堰の土地改良区からなる連合体として「物部川土地改良区連合」として国・県の認可(設立:昭和40年10月9日)を受けて、“命の水”の守り人としてその運営をスタートしました。(各土地改良区はそのまま存続しています。)

 本堰の根源を辿れば、藩政時代の土佐藩の宰相、野中兼山によって野市上井堰や井筋(水路)群が開発され、不毛の大地であった今の香南市西部エリアは水に満たされ、稲作農業が発展してきました。その裏には先人たちの多大なる苦労のうえに立っていることを忘れてはいけません。当連合はこの施設の使命でもある貴重な物部川からの引水並びに灌漑施設管理によって、上記の再編統合後50年間、その活動を担ってきました。そして、その役目は変わることなく今後も引き継いで行くことになりますが、昨今の物部川減水、農業を取り巻く状勢の変化、農家の高齢化や後継者問題もありますが、そのことにも増して施設の老朽化が著しく、次第に顕著となりその長寿命化対策や更新工事の必要性が迫れております。

 当連合も管理主体としては様々な面で弱い部分がありますが、この地域にとっての“命の水”の守り人として、体制の改善や施設のリニューアルを再検討しております。今後とも、皆様のご理解とご協力を賜りながら、本地域の農業の最も大切な基盤を維持改善していきたいと切に思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 本ホームページは、共有財産である物部川から取水した水をこの施設を経て、皆様の農地へ配水している立場(土地改良法に基づく法人)として、その特質や成り立ち、現在の状況など必要な情報提供を行っていくために立ち上げました。今後ともよろしくお願いいたします。


                 物部川土地改良区連合 理事長 山本 實

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